Q&A

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よくあるご質問

訪問診療について、よくあるご質問をまとめました。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
03-6426-8341
  • 「訪問診療」と「往診」は違うの?

    通常の外来診療では、持病の治療のために患者さんが定期的に医療機関の外来に受診されますが、「訪問診療」では医師が定期的にご自宅などに伺います。「往診」は体調が悪い時に単発でご自宅などに伺うものです。
    平均寿命は延びていますが、生きていくなかで事故に遭ったり、がんや認知症、脳卒中、パーキンソン病、老衰などで通院が困難な状態が起こることがあります。
    そのような場合でも、ご自宅にいながら訪問診療で定期的に治療を続けることができますし、体調が悪いときは往診があるので、安心して生活していただけます。

  • 訪問診療では具体的にどんなことをするのですか?

    住み慣れたご自宅などで過ごしたいという思いを叶える医療です。「自分らしく」「その人らしく」を支えながら、生き方に寄り添う医療が訪問診療になります。従いまして「最期はご自宅で」というご希望にも積極的にお応え致します。
    「とにかく入院はしたくない」「ここでできることをして欲しい」「何とか自宅に帰りたい/連れて帰りたい」など様々な状況に対して、ご本人やご家族がどうしたいかを一緒に話し合う過程を大切にし、悩んで揺れる気持ちに寄り添いながら、振り返ったときに納得できる医療を提供していきたいと思います。在宅医療には、正解というのはなく、ひとりひとりの最善は異なります。様々な選択肢がありますが、ご本人・ご家族が納得のいく医療を提供させて頂きます。

  • 訪問診療はどのような流れになりますか?

    1.まずはお電話にて患者様のご様子をお知らせください。
    2.初診時には薬剤師・看護師・事務職員等がお伺いし、当院のシステムの説明や患者様の状態・情報をお聞きします。
    3.現在の主治医より紹介状をいただき、スムーズに引き継ぎを行います。
    4.現在入院中の方は、退院前に入院先の病院にてカンファレンスを行う場合もあります。
    5.医師がご自宅にお伺いし、初診となります。
    6.ご本人の様態やご家族の希望等を照らし合わせ、その後の診療スケジュールを決定します。
    基本的には月に2~4回の診療となります。

  • 点滴や医療機器が必要な場合も診てもらえますか?

    もちろん大丈夫です。在宅酸素療法や中心静脈栄養などの、特別な処置や管理が必要な場合も問題ありません。また、重症の患者様やターミナルケアを必要とされる患者様も対応いたします。

  • 訪問診療でできることは限られるのでは?

    ご自宅などでできることは限られていると思われがちですが、決してそうではありません。
    訪問診療では、診察や投薬はもちろんのこと、血液検査、心電図、エコー検査などの検査もできます。また、脱水での点滴、肺炎など感染症での抗生物質の投与、胸水や腹水穿刺、小手術、さまざまなカテーテル(尿道カテーテル、気管カニューレ、胃ろう、膀胱ろうなど)の交換、酸素投与、人工呼吸器の管理、喉頭内視鏡検査(嚥下内視鏡)、ポンプを用いた麻薬などの持続投与など、できることは沢山あります。ご自宅でできない場合は、専門医や病院に紹介させていただけますし、入院治療も選択できます。
    良くできるものは治しながら(=cure)、避けられない老化や天寿に寄り添い(=care)、両者のバランスを考えていく医療を提供していきます。

  • 緊急時はどうすればいいの?

    まずはお電話にてご様子をお知らせください。しかるべき対処方法をお伝えすると同時に、必要により往診します。24時間・365日対応していますのでご安心ください。

  • 他の病院にかかっているのですが診てもらえますか?

    総合病院や専門医を受診されている方でも、通院困難な方であれば主治医と連携して診療させていただきます。

  • 費用はどれくらいかかりますか?

    各患者様の医療費自己負担割合に応じた金額となります。
    ▼後期高齢者医療被保険者証あるいは高齢受給者証をお持ちの方
    ⇒受給者証に記載の割合(1割または2割、3割負担)
    ▼その他の方(国民健康保険・社会保険等)
    ⇒3割負担(乳幼児は2割)

    目安として、ご自宅に月2回訪問、1割負担の場合、約6,500円/月となります。
    なお、病気の重症度や緊急対応、検査・処置によって診療費が変わります。